911に緊急電話。一足先に見る広告賞での最高のCM!
久しぶりの更新!
深夜残業のテンションで
更新でございます。笑
そして、そして、
クリエイターとしてはこの季節!!
広告賞の季節がきたーーー!
いまやどこもかれも広告賞出展のため
準備準備準備準備。
わたしみたいな
ペーペークリエイターでさえも
今は大きな新聞広告賞への出展に向けて
今まさに作業しています。
そのなかでも!!
世界3大広告賞のひとつ。
One Show Interactive!
カンヌ国際広告祭、クリオ賞と並ぶ
三大広告賞のひとつとして
ニューヨークで若手クリエイターの才能発掘と育成を目的として
設立された非営利団体が主催。
いつも5月ごろに発表されている
この広告賞のノミネート作品のなかで
私の中で特に注目している
こちらの60秒のCMを紹介したいです。
Listen: 60 (NO MORE's Official Super Bowl 49 Ad)
はじまりは
911(緊急通報用電話番号)に
1本の電話。
オペレーターが
「911(緊急通報用電話番号)です。
緊急事態が起きたのはどこですか?」と尋ねる。
その間映像は、ひたすら家の中の様子を流している。
住所を答えた女性に対し、
オペレーターは「どうしたんですか?」と問いかける
すると女性から
「ピザの配達をお願いします」
との答えが。
間違い電話だと判断したオペレーターは「こちらは911ですよ」と指摘。
女性は「わかってるわ。ラージサイズで、ペパロニとマッシュルームのハーフ&ハーフで」と注文を続ける。
オペレーターはなおも「こちらは911です。」と言う。
女性はそれを遮るように「どれくらいかかりますか?」と問いかけた。
ここで“何かがおかしい”と感じたオペレーター。
彼は女性に「大丈夫ですか? 緊急を要することが起きているんですか?」と確認。
女性の返事は「イエス。」
家に武器がないことやそのまま通話を
続けることができるかを尋ねるが、女性の答えは「ノー」。
オペレーターはすぐに、
彼女の家から
「1マイル(約1.6㎞)のところに警官がいるので、至急向かわせる」
と彼女に伝えたのだった。
このCMは米スポーツの祭典
<スーパーボウル>で流れた
DV(家庭内暴力)や性的暴力の問題に取り組む団体<NOMORE>による、60秒のCMです。
<スーパーボウル>とはプロアメリカンフットボールの優勝決定戦。
一大イベントに華を添えるハーフタイムショーには世界の歌姫【レディー・ガガ】様も出演したこともある、全米トップの視聴率を誇るイベントなのだ。
アメリカではこのCMが流れた後
通報の電話が殺到したらしい。
何よりも怖いところはこのCMが実話であること。この通話が実際の出来事をベースに制作したものだということ。
その後、女性の家に駆けつけた警察官が見たものは、
暴力で負傷した女性と、泥酔した彼女の恋人の姿だったという。
広告表現で最も多いのは殴られた女性の顔や傷つけられた女性の画像を見せる広告。
もっとも簡単で、インパクトある表現だと思うが
このCMは音声しか聞こえない。
人も動物も商品も、映像には何も出てこないが、思わず見入ってしまう。
自分ごとにとらえられるような
細かいカメラワーク。
緊急電話を上手く使った表現方法で
最高の1本だと思った。
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